第一回
たいこうぼう、ほうしんけいかくをさずかる |
「太公望、封神計画を授かる」 |
脚本:植田浩二 絵コンテ:西村純二 演出:守岡博 作画監督:小島正士
紀元前11世紀の中国、殷(いん)王朝の時代――――。
時の皇帝・紂王(ちゅうおう)は、絶世の美女・妲己(だっき)を皇后に迎えて以来、魂の抜け殻のような状態になってしまう。
実は妲己は邪心を持つ仙女であり、その術によって皇帝を操り、仲間たちをも王宮に引き込んで贅沢三昧の日々を送っていた。
そんな人間界を救うために、悪しき仙人・道士たちを新たに創設した「神界」に封じ込めるビッグプロジェクト「封神計画(ほうしんけいかく)」が実行に移された。
その実行者として、元始天尊(げんしてんそん)によって選ばれたのが、崑崙山(こんろんさん)の道士・太公望(たいこうぼう)であった。
太公望は、妲己を倒そうと殷の都・朝歌をめざすが、その前に立ちはだかったのは、仙人界でも最強といわれる道士・申公豹(しんこうひょう)。
彼の圧倒的なパワーの前に、太公望は早くも、押され気味となる。
そのころ朝歌から遠く離れた西岐(せいき)では、西伯候(せいはくこう)・姫昌(きしょう)が動乱の予感を感じていたのだった・・・。
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