封神演義とは
｢封神演義｣とは、「西遊記」などと並ぶ中国伝奇ものの古典で、古代中国の王朝交代期を舞台に道士･太公望が仙人界、人間界を超えて活躍し、やがて殷を滅ぼし新国家・周を建国するまでを描いた奇想天外な物語です。
９６年から、この原作にＳＦファンタジー的な解釈を加えた藤崎竜の漫画版「封神演義」が「週刊少年ジャンプ」誌上で連載スタートし、読者の圧倒的な支持を受けて一躍人気漫画となりました。
今回のアニメ・シリーズはこの「藤崎版」を原作とし再構成したもので、伝奇･戦記もの的な要素に加え、宝貝（パオペエ）と呼ばれる秘密兵器による壮絶なバトルに、太公望とその仲間たち、敵キャラの聞仲や妲己の人間模様を織り交ぜながら、壮大なスケールの物語を展開していきます。
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基本設定
紀元前11世紀の中国、殷王朝の時代――――。
時の皇帝・紂王は文武両道とうたわれた名君の誉れ高い人物だったが、絶世の美女・妲己をその妃に迎えて以来、魂の抜殻のような状態になってしまう。実は妲己は邪心を持つ仙女であり、誘惑術（テンプテーション）によって皇帝を操り、仲間の妖怪仙人たちをも王宮に引き込んで贅沢三昧の日々を送っていた。
一方、はるか天空に浮かぶ仙人界・崑崙山脈の教主・元始天尊は、人間界が妲己の魔手により荒廃していくことを憂慮し、人間界・仙人界にまたがるビッグプロジェクト「封神計画」を実行に移すこととし、その実行者として道士・太公望を任命する。元始天尊は太公望に「封神計画」とは、悪しき仙人や道士の魂を新たに創設する「神界」に封じこめる計画であるといい、宝貝・打神鞭と霊獣・四不象を与えた。
かくして太公望は計画実行のため人間界におもむくことになり、次々と襲ってくる妖怪仙人たちと戦うことになるのだった。
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「仙界伝封神演義」の原作
・ジャンプ・コミックス「封神演義」全２３巻（集英社刊）
原作・藤崎竜（安能務訳「封神演義」講談社文庫刊より）
いわずと知れた本アニメの原作コミック。週刊少年ジャンプにて１９９６年から２０００年１０月まで連載。
・「封神大全」（集英社刊）も漫画の設定が詳しくわかるし藤崎先生のインタビューもあっておすすめです！！
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