仙界伝封神演義仙界伝封神演義


 

モモ「というわけで始まりました、みなさんの封神に関する川柳・四字熟語・ことわざ等をご紹介する、その名も『モモといわしの封神文芸館』!!」

いわし「ドンドンドン、パフパフ〜」

モモ(以下「モ」)「いや〜、かなりの応募が有りましたね」

いわし(以下「い」)「なんでも、朝出社してくると管理人のメール、これ関係ので受信に何十分もかかったらしいです」

モ「そのまま、フリーズっていうのも・・・」

い「冬だったですし。うっ!さぶ!!」

モ「・・・ハイッ!まずは皆さんのありったけの熱き想いを五・七・五でぶつけていただく封神川柳から」

風を斬る 前にしら切る 太公望 (あひるさん)
蘇妲己の 正体みたり 彼、ヨウゼン (柳 めいみさん)
俺と来て 遊べや親の ない王子 (柳 めいみさん)
快男児 戦う前に 歌うたい (棒ちゃんさん)
休日は バイト 四聖も 楽じゃない (棒ちゃんさん)
何を見た?! 未来を述べよ さぁ!ヨウゼン!! (ぎんじろうさん)
超美形 天の才でも 性格が  (山下 玲子さん)
黒麒麟 「聞仲様」と 低い声 (新 祥子さん)

 

モ「みなさんうまいですね。封神世界の機微がそこはかとなく漂うきりりとした作品に仕上がってます」

い「うまいというと、あひるさんの作品。すっきりと川柳らしくまとまっています」

モ「柳さん、棒ちゃんさんのは、アニメ本編からの作品」

い「柳さんの元ネタ、有名な『幽霊の正体見たり枯尾花』の『枯尾花』が『彼、ヨウゼン』に。そして同じく『我と来て遊べや親のない雀』がナタクから皇子兄弟への暖かいメッセージに。これはアイデア賞もんですね」

モ「『超美形〜』ほかヨウゼン関係の3作品はそれぞれにヨウゼンらしいといおうか」(笑)

い「アニメでは未来見てたですもんねえ。最後の新さんのは、そのまんまですが妙なおかしみが・・・。ほんとに声、低かったよねえ」

モ「ところで皆さん、江戸時代の川柳で『釣れますか などと文王 そばに寄り』というのを知ってますか?」

い「文王というのは姫昌様のことですよね。とすると、アニメ第13話にもあったあのシーンのことですね」

モ「昔から名場面といわれてるところなんですよ。では次、封神四字熟語行きまーす!」

殷が横暴(因果応報) 読んで字の如しで、殷(王朝)が横暴なことがら (吉川 真知子さん)
一蓮託児所(一蓮托生) 九竜神火覃のこと 転じて、親馬鹿の威厳の空しさ (ジェーン・ドゥさん)
姫昌価値(希少価値) 姫昌のような器を持ち、値打ちのあること (ユキノシタさん)
豹視耽々(虎視耽々) ねらっておるな申公豹 (ぎんじろうさん)
仙桃能力(戦闘能力) 仙桃を食べて得られる特殊能力 (霜出 潮美さん)
次号自爆(自業自得) このまま時が止まってしまえという、切実なことの例え (せりなさん)
紂王無人(縦横無尽) テンプテーションによって、抜け殻のようになってしまった人 (関 篤志さん)
一騎仙桃(一騎当千) 一人でも、仙桃を食べれば千人力になる (関 篤志さん)
天化対兵(天下太平) 力の差がありすぎて全く勝負にならないこと (鳴きネズミさん)
雲中子作(暗中模索) 使用すると何が起こるかわからない危険なもの (阿部 美雪さん)
紂王集権(中央政権) 紂王が妲己に操られて、はちゃめちゃな政治をしまくる事 (飯島 千恵さん)

 

モ「あはははは。『殷が横暴』。まさにこれはその通りですね!傑作と言って良いのではないでしょうか。『一蓮託児所』も何かイメージ湧きますね」

い「ってゆーか、この二作品まったくもって四字熟語じゃないですぜ」

モ「・・・。(気を取り直し)それにしてもみんなよく熟語知ってるよね」

い「一生懸命、辞書で調べてくれたんですよ。この企画のために」

モ「『姫昌価値』『仙桃能力』『紂王無人』『一騎仙桃』『紂王集権』、これはうなずけるよね!」

い「ふんふん」

モ「一方、『公明正大(盛大)』『天化一品』『乾坤一発』などは応募がすごく多くて、今回は残念ながら没」

い「あらら」

モ「同じ『天下太平(泰平)』のもじりでも、鳴きネズミさんのはちょっと珍しくて○」

い「難しいもんですね」

モ「ひねりのスパイスが効いてて面白かったのが『雲中子作』『豹視耽々』」

い「私は何といっても『次号自爆』…。WJ誌上で普賢が自爆したときは泣きましたね」(泣)

モ「ファンの悲しみが伝わってきますね」

い「んじゃ、次はことわざと狂歌にいくと致しましょう」

(ことわざ) 腐っても太公望(腐っても鯛)

(淡中 潤一さん)

普賢の顔も三度まで(仏の顔も三度まで)

(瀬谷 京子さん、高橋 愛海さんほか)

スープーも歩けば望にあたる(犬も歩けば棒にあたる)

=第1話の四不象登場シーン

(デカさん)

ヨウゼンの友、喜媚(風前のともしび)

=変化つながり        

(シリウスさん)

(狂歌) アホ道士 朝歌に降りるも 空腹で

道草くって 先に進めず

(柳 めいみさん)

我語る 恋の話と 思いきや 

封神演義の 話なりけり

(長澤 安矢子さん)

 

モ「ことわざは難しかったようで、川柳や四字熟語より応募が少なかった」

い「でも、みんな一生懸命考えてくれましたねえ。愛ですよ、愛」

モ「でも『普賢の顔も三度』は応募者が多かったねえ」

い「意味がそのまんまですからね」

モ「そんな中、『腐っても太公望』『スープーも歩けば望にあたる』はわかりやすくポイント高し」

い「あと、ちょっと苦しいのが『ヨウゼンの友、喜媚』。…友だったっけ、あのふたり?」

モ「・・・・」

い「・・・・」

モ「狂歌部門では、柳さんの作品が道草を「くう」と「食う」をかけてあっていいかんじ」

い「長澤さんはOLらしいんですけど、上司の方に『封神演義の話をしてる様はまるで年頃の娘が彼氏の話をしてるようだ』と言われたそうです」

モ「こういうのを、花より団子っていうのかな?」

い「・・・それ、かなり18゜ぐらいの鋭角で間違ってるんじゃないでしょうか」

 

モ「というわけで、第1回封神文芸館、そろそろお開きと致します」

い「応募してくれた人、本当にありがとうございました。一部の作品しかご紹介できなかったけど、皆さんの熱い封神魂は私たちの胸をうちましたよ」

モ「ほんと、改めて封神の人気を確認できたというか。それと中国と同じく漢字の国に生まれて良かったというか」

い「そうですね。」

モ「最後に、我々アニメ関係者の耳に痛い作品をふたつほど…」

ヨウゼンは 目の大きさも 変化でき (つちのこさん)
出てきたが 見せ場がないぞ 十二仙  (望月 風華さん)

モ・い「それでは再見!」

 

 

* 同ネタが多く寄せられたものもありましたが、説明文が一番面白かった(楽しかっ た、工夫されていた、イカしていた)方のを選ばせていただきました。

 

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