仙界伝封神演義仙界伝封神演義


モモ(以下「モ」)「モモです!」

いわし(以下「い」)「いわしです!」

モ「みなさま長らくお待たせいたしました」

い「大好評にお応えして『第2回封神文芸館』をお送りします」

モ「前回の文芸館もたいへんな反響でした」

い「いやあ、再開希望の声がたっくさん寄せられてましたよ」

モ「募集を始める前から川柳の応募が来てましたからね」

い「熱意のあまり自分の名前も書かずに投稿してくれた人もいました!」

モ「それは・・・熱意というか、ただのうっかりでは?」

い「…熱意の人も、うっかりの人も、封神への熱ぅ〜い思いをぶつけてくれた、」

モ「封神文芸館、新コーナーを携えて、いよいよ再スタートです」

 

<川柳・短歌部門>

い「まずは、おなじみ封神短歌川柳から」

崑崙の 天才道士 女装好き (ぴこたんさん)
ヨウゼンやそれは術なの?ただの趣味!? (海青 透さん)
キレやすさ まさに今風 雷震子 (旦開野ほづみさん )
聞仲様 風邪でもひいた?しゃがれ声 (荊華さん)
土行孫 ナンパするなよ その顔で (抄華さん)
自爆機能 つけてくれるな くそじじぃ (竜洞瞠さん)
崇黒虎 服のセンスが 悪いグモ (棒さん)
玉鼎よ その服まるで クリスマス (片山鮎子さん)
腹の傷 絶対治ると信じたが あっというまに 天化封神 (えるさん)
アホ道士 カツアゲ窃盗罪多し されど主人公 ああわが御主人(byスープー) (りるりるさん)

 

モ「冒頭の二句は、同ネタともいえるんですが、切り込みかたに個性がでてていいですね」

い「雷震子を今風と表現してるのも、川柳らしいセンスです。『起風』にかけてるのかな?」

モ「聞仲の渋い声には驚いた人も多かったみたいで。ナンパする土行孫は、ネタにされること自体が珍しいんじゃないかなあ」

い「いや、これは、この句は、差別じゃないですかっ!男は顔じゃありません!気合です!」

モ「でも読者の本音ですよ」

い「本音といえば、自爆機能。何であんな機能をつけたんでしょう、あのくそじじい!(怒)」

モ「元始天尊をくそじじい、と最初に言い出したのは、ヨウゼンだと思うんですが」

い「なんか定着しましたよね、この呼び方」

モ「崇黒虎の服は、アニメで見たらインパクトありました」

い「語尾のグモってのが、いいですね。神鷹のコメントってわけですね」

モ「玉鼎師匠のカラフルな衣装には、いろんなご意見が寄せられたようです」

い「カードダスでは、また別の服着てらっしゃいます」

モ「短歌は、今回2作品が採用。えるさんの作品は、多くの読者の本音を代弁していますね、…涙」

い「対して、りるりるさんのはスープーの気持ちをうたった作品」

モ「ああわが御主人、の『ああ』にスープーの嘆きがこもっていますね」

い「短歌の伝統にのっとって『アホ道士』『罪多し』と、韻を踏んでるのも要チェックです

モ「さて、ここで、没ネタ紹介です。実は、私たちの間でも評価がまっぷたつに分かれた作品がありまして」

黄天化 ああ黄天化 黄天化               (夢の助さん)

モ「私は、なぁんかずるいような気がするんですけども」

い「いや、傑作です!『松島や ああ松島や 松島や』のもじりに違いない!」

モ「芭蕉だっけ?でも、この作品が入選だと、ほかの没になった人が納得しないんじゃ?だってどのキャラででもできるよねえ。『ヨウゼンやああヨウゼンやヨウゼンや』とか」

い「どのキャラでもってことはないです!たとえば元始天尊じゃ『字余り』になるし」

モ「ナタクなら『字足らず』?」

い「とにかくですね、この句には天化封神の切実な悲しみが、込められてると思うんです、私は」

モ「というわけで、今回は残念ながら入選には至らなかったんですが、皆さんどう思いますか?」

い「ご意見待ってます」

 

<ことわざ・熟語部門>

天祥は子供でも結構強い(山椒は小粒でもぴりりと辛い)

(えるさん)

憎まれっ狐予にはばかる(憎まれっ子世にはばかる)

(りいらさん)

喜媚もなかなかうたれない(キジも鳴かずば撃たれまい)

(りっちーさん)

モ「3作とも、一目見て意味の分かる好作品ですね」

い「どれも、もとのことわざの意味をうまく生かしてます。喜媚はもともと『雉鶏精』ということでしたね」

神鷹第一(信用第一) 全ての鳥のボスのこと (HORNETさん)
聞仲不覚(暗中模索) 油断していて攻撃されること (夜月えまさん)
無我聞仲(無我夢中) 殷のこと以外何も目に入らない様子 (ふみさん)
聞仲面(仏頂面) 聞仲様のように冷静で落ち着き払った表情のこと (荊華さん)
仙界珍味(山海珍味) 仙人界の特産物、仙桃のこと (輝緋劉さん)
ヨウゼン自室(茫然自失) 二枚目が、プライベートのときは、結構意外な服を着ていたりすること。 (ごーるさん)

 

モ「こちらも、5作目まで、解説なしでも意味がわかりますねぇ!すごいです!」

い「神鷹は、確かに鳥のボスですし、仙桃は、珍味ですしね!」

モ「ヨウゼン自室は、私気に入ってます。いますよね、私服のセンスがアレな人って」

い「アレってなんですか、可愛いパジャマじゃないですかっ!似合ってましたよっ!」

モ「…ところで今回の文芸館では、聞仲様が大人気ですね」

い「ネタにしやすいんでしょうか?」

モ「愛されるキャラなんですよ、いろいろと苦労されてたし。さて、次はいよいよ話題の新コーナー!」

い「作文部門です。お題は、」

モ「『封神を知ってから、何々になった私』」

 

<作文部門>

『封神を知ってから、ラジカセのアンテナが打神鞭、ハタキが雷公鞭に見えるようになってしまった私』

(五嶋かなさん)

『封神を知ってから、初対面の人の頭の長さを確かめるようになった私』

(桃峰せりなさん)

 

モ「私も五嶋さんに賛成!でも雷公鞭のことは気づかなかった」

い「私は雷公鞭はソフトクリームに見えるんですけど」

モ「…桃峰さんの作品は私はちょっと意味が分からないんですが」

い「作者のコメントによると、『だって仙人骨あるかもしれないし』だそうです」

モ「黙って、人の頭を目測してるんですかね」

い「想像すると笑えますねー」

『封神を知ってから、花火をみると、魂魄が!とおもう私』

(魁劉真琴さん)

い「魂魄ネタは、他にもいろいろ寄せられました」

『封神を知ってから、彗星や流れ星を見ると、魂魄が飛んでいると思う私』

(?さん)

『封神を知ってから、飛行機雲が魂魄に見える私』

(乃有さん)

 

モ「皆さん、結構、キてますね」

い「魂魄、飛びまくってます!」

モ「飛んでないときも飛ばせちゃう人もいます」

『封神を知ってから、他の漫画やアニメでも、誰かが死ぬと、魂魄が飛ぶと思う私』

(?さん)

モ「これは分かりますね!死んだ次のコマで魂魄が、ドン!と飛ぶような気がしますね!逆に飛ばないとなんか物足りないような…」

い「そうですかあ?あと、禁断の家庭内害虫ネタもいくつか」

『封神を知ってから、蚊を、封神!と叫びながら、昇天させる私』

(ぎんじろうさん)

『封神を知ってから、ホイホイの中のゴ○ブリに、スースよ、あーたって人は、とか声を掛ける私』

(がみたくさん )

モ「ぎんじろうさんの作品は蚊との戦いの様子が生々しいですね。がみたくさんのは16話の天化のせりふですかね」

い「でもひどくないですかあ。太公望をゴ○ブリ呼ばわりとは!!」

モ「ねばねばの場面ですからね」

『封神を知ってから、キャラのセリフを真似てしまい、演義過剰と言われるようになってしまった私』

(浬さん)

モ「えっ演義過剰?もしや演技過剰のことでしょうか?『封神演義が過剰に好きなあまりキャラのセリフを真似てしまうこと』なんてね」

い「四字熟語部門にも応募してください!即採用モノです」

モ「この浬さんはほかにも面白い作品を送ってくれました。

  『封神を知ってから、スープを頼むとき「スープーお願いします」と言ってしまう私の父』 『封神を知ってから焼き肉のタレを棚から取るとき 「秘湯混浴刑事エバラ動くなっ!」と言う私の母』」

モ「面白いお父さんとお母さんですね」

い「いったいどういう家族なんだ!インパクトありすぎっ」

モ「一家だんらんのご様子をぜひビデオに撮って送ってもらいたいですね」(笑)

モ「最後に私たちを喜ばせた長文のお手紙についてご紹介しましょう。瑞穂さんという方の『封神を知ってから青春を取り戻した私』」

い「この方は子育てをしながら封神に出会い、一気に青春の日々にワープしてしまったそうなんです」

モ「何でも、もともとは幼稚園児のお子さんが見ていらっしゃったらしいんですが、EDの 「FRIENDS」を耳にして『魂魄さらわれるかと思うほどの衝撃を受け』アニメにはまってしまったということです」

い「これぞ封神パワーです」

モ「今ではご家族みんなで封神にはまっているそうで・・・」

い「封神パワーです!!」

 

 

モ「長々とおつきあいいただきました『封神文芸館』いかがでしたでしょうか」

い「今回はこれでお開きとさせていただきます。お気に召した作品はありましたか?それでは、さようなら。」

 

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